2017.03.31 05:14四十九日今日がちょうど四十九日。昨日お供えしたお菓子は私が昼食代わりに食べて、新たに割増ししてお菓子をお供えしてみた。今週、『そうか、君はもういないのか』城山三郎(新潮文庫)と『妻と私』江藤淳(文藝春秋)を一気に読んだ。男性と女性では、伴侶に先立たれた後の感じ方が違うかもしれない。だけど、江藤淳の空虚感は身につまされる思いだ。死の時間が自分を死に追いこんでいく時々『死の時間』にはまり込んでしまう。うまく抜け出して、なるべく近寄らないでおきたいと思う。また何か新しいことを始めようやりかけていたことを再開しよう四十九日が過ぎれば、世間的にも許されるだろうから何かを、やろう!
2017.03.30 12:22遺品ー衣服遺品の整理はいつから始めるのだろうか。やっぱり四十九日を過ぎたあたりからなのかな。昨日、ホームレス支援の団体が男性用のシャツや靴を募集しているのを知って荷造りをした。夫はいつも同じものばかり着ているのに、妙に衣装持ちだ。買ってから一度も手を通していない服がたくさんある。出不精だったくせに、靴も好きだった。一度も履いていない靴もたくさんあった。歩けなくなる直前にも、靴を買ったばかりだった。シャツと靴、それぞれダンボールひと箱分を今日送ってきた。荷物を出しにいった店は、ここに引っ越してきてから、夫が何かにつけて荷物を送るときに利用していた店だ。田舎に帰る前には衣類やお土産をここから送った。仲の良い友達にちょっとしたプレゼントを贈るときもここから送った。店の...
2017.03.28 05:09桜はまだかいなうちのすぐ裏の公園に散歩に行ってきた。すぐ裏ではあるけれど、とてつもなく広い大きな公園で、全部を回ろうとしたらとても1日ではまわれない。ここに、私が大好きな桜ポイントがある。角を曲がったとたん、うわぁーーーっと桜が目に飛び込んでくる。でもでも、いつも23区からは2週間ほど遅れる開花。ニュース映像では咲きかけている23区内の様子を見ては「まだだろうなぁ」と思いつつ、ちょっとチェックしに行ってみた。案の定、1個も咲いてない。が、しかし、つぼみは膨らんでいる。あぁ、もう少しだなぁ。春なんだなぁ。久しぶりに行った公園は、やっぱり夫との思い出の場所ばかりだ。っていうか、夫としかここを歩いたことがないし。公園を抜けて昼食でも買って帰ろうと思い歩いているとケアマネN...
2017.03.27 12:11四十九日の法要実の四十九日は3月31日だが夫の子供たち(特に次女)の都合により今日の朝イチで法要と位牌・本尊の開眼供養をしてきた。霊園への支払い三万一千八百円、お布施六万円。みぞれ交じりの雨の中。寒かった。フトコロも。法要の前にお坊さんと少しお話をする時間があり「後を追おうなどと考えたりせずに死ぬまで生きてくださいね」と言われ、涙が止まらなくなった。後を追うというのとはちょっと違うけど「もういいや」っていう気持ちは正直、最近芽生えてきてた。芽が生えて、双葉から本葉くらいに育ってきてた。息苦しくなったり不整脈があったりするのが何だか少しうれしくもあった。「このままそっちに進めるのかも」って。よくありがちな「愛が深くて」みたいなことではない。と思ってる。そういうロマンテ...
2017.03.24 08:48手が冷たい缶ビール2本目です。今日は、昨日見つけた、夫の休眠口座になっている金融機関に電話してみた。「睡眠口座になっています。残高は1000円未満です。」夫が口座を作ったらしい支店はすでになく、その金融機関さえ、すでにほかの金融機関と合併して名前が変わっていた。夫は生前、ニュースで『休眠口座』という言葉を知って、使っていない口座がいくつかあると言っていた。夫の娘が住んでいる夫名義のマンションの情報が入っているファイルを夫の娘に渡さなければと思い、中身を確認して、たまたま、この口座の存在を知った。すでに合併吸収されて名前が変わり、その支店も他に移っていた。調べてもらうと夫の口座が残っていた。残高は1000円未満だという。交通費をかけてその金額を受け取りに行くほどで...
2017.03.23 12:2524277.041666667日ふと、日付計算のサイトに飛んだ。夫が生きた日数を計算したら、24277日プラスアルファだった。たったそれだけなのか、と感じた。この小数点以下は何だか知らないが。私は今日まで何日生きたのだろう。20172日だ。小数点以下の数字は出なかった。1年で365日、10年で3650日(うるう年もあるからプラス数日か)。100年生きたら36500日プラスアルファ・・・?生き物の寿命なんて、案外短い。意を決して、と言うほどのことでもないのだけど複数ある夫の取引金融機関のひとつに、今日、最初の手続きに行ってきた。今日の段階では、口座凍結の手続きだけ。その金融機関独自の手続き上の書類をもらってきた。それに書き込み、他の必要書類をそろえたら、払い戻してもらうことになる。相続...
2017.03.22 12:08ひとり暮らしの食べ物って純粋にひとり暮らしになったのは初めてだ。気がつけば独居老人一歩手前だ。ひとり暮らしの人って何をどう食べているのだろう?仕事をしていれば、友達とか同僚と飲んで帰るとか食べて帰るとかコンビニに寄って帰るとかできるだろうけど。専業主婦には外に飲みに行くってのもハードルが高い。だいたい、一人分を作るって難しい。量の加減がわからないし、少ない量で作っても美味しくない。多めに作って数日同じものを食べることになる。何となく張り合いもない。ひとり暮らしって、あまりよろしくない。ビールを飲んでもなかなか酔わないから量が増える。キッチンドリンカーになるのも簡単だ。これじゃだめだ。早いところ家の中をかたずけて、シェアハウスとかしたらどうだろうか。下宿人を置くとか。
2017.03.21 14:20雨の火曜日連休明けの雨の火曜日。こんな日はあまり買い物客はいないだろうなと思いながら、バスに乗って駅ビルに向かった。この道は夫の運転でよく通った。毎年一回、夫の郷里に帰るときはふたりでこのバスのこの席に座った。急にそんなことを思い出して涙が出そうになって困った。本当に急に、こんな風に突然フラッシュバックが起こるなんて。心臓の動きが変になって、息も苦しくなった。大丈夫か、私?街は予想通り人出が多くはなかった。お客さんが誰もいないアクセサリーショップで指輪のサイズ直しを頼むと、暇つぶしになるからか、日ごろの接客もこうなのか、とても熱心に丁寧に応対してくれた。あまりに優しくしてくれるのでまた涙が出そうになった。だめだ。こんなんじゃだめだ。せっかく気分転換も兼ねて外に出...
2017.03.20 13:14お彼岸なのかまだお墓がないこともあり、特に家から一歩も出なかった。こんなことじゃ駄目だ。病んでいる。この3連休、外はお天気が良くて暖かかったけど家の中は寒かった。もともと寒い場所で、避暑地並みなのだ。夏はいいけど春・秋・冬は、暖房をつけていても家の中でダウンを着るほどだ。昨日は避寒のために外を散歩した。梅が満開を過ぎて、少しくたびれてきていた。クロッカスもそろそろ終わりだ。桜の木には花芽がついていた。チューリップの葉も大きくなってきた。春なんだなぁ。連休明けはお天気が悪そうだ。お天気が悪くてもいい、外に出よう。夫の指輪のサイズをなおしに行こう。今、夫の指輪は、私の右手の親指だったり人差し指だったり中指を行ったり来たりしている。どこにつけてもおさまりが悪い。石鹸の泡...
2017.03.19 09:32心の具合、体の具合実の娘夫婦が、片道2時間近くかけて様子を見に来た。ひとりではちゃんと食事をしないだろうからと夕食をごちそうしてくれて帰っていった。思ったより元気そうで良かったと。娘の夫曰く「ひとりになって心配だからひと月に一回は会いに来ます!」心配してもらってうれしい。もし、孤独死したとしても、心配されていたのと誰からも心配されていないのとでは孤独具合が違うきがする。最近は不整脈のような、変な心臓の動きが頻繁になってきた。深呼吸もできないし、息苦しく感じることも多い。ただの更年期症状かもしれないけど、ストレスから来ているかもしれない。それとも、まともに食事をしていないから栄養が足りないのかも。いずれにしろ、体のどこかが弱っている。体調が思わしくないと、心も弱くなる。こ...
2017.03.16 06:41携帯電話解約車で5分ほどの場所にある携帯電話ショップで夫のケータイの解約手続きをしてきた。急いで解約することもないのだろうけど。夫の友人や知り合いで、夫の携帯電話の番号しか知らない人というのは、夫にとってどういう位置の人なのだろう?たとえば自宅の電話番号や住所を知らせていないなら自宅に呼ぶほどの人ではなく、私が話をする必要もないと夫は思っていたということだろうか?夫が亡くなったことを知らせたにもかかわらず夫のケータイに電話やメールをくれる人がいる。急ぎの用事ではないのに。たぶん、通じるからそのまま連絡をしてくるのだろう。大変申し訳ないけど、あまり嬉しくないのだ。用事があるのなら家の電話にかけてほしい。このケータイの主は、もう出ることができないのだから。そんなふうに...