隣の席の若い女性に、息も絶え絶えな感じになりながら
「気分が悪いので乗務員を呼んでほしい」とお願いした。
幸いにと言うべきか、一番後ろの座席だったので、
すぐそばに乗務員がいて対応してくれた。
その頃には足も動かなくなっていた。
意識ははっきりしているのに、体が硬直して動かない恐怖。
初めての経験で、自分がどうなっていくのかわからない恐怖。
涙が出てきた。
車椅子で飛行機から降ろしてもらい、
医務室のようなところで一旦寝かされた。
「ご同行の方はいますか?」 → NO
「今日はどちらにお泊りの予定ですか?」 → 夫の実家に
「救急車を要請しますか?」 → YES
その頃には、しゃべるのもやっとという感じ。
両手は痙攣しているかのように震え出し、
すわ、脳動脈瘤がどうにかなったか?という考えもよぎった。
救急隊到着。
つづく
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