心のトゲトゲ

夫の長女と長男と一緒に仏壇仏具屋に下見に行った。

ネットで探せば1万アンダーからだが、ちゃんとしたお店で流石にそれはない。

入れ物(?って言うのか?)だけで最低5万から。

そこに、中身が加わる(らしい)。


5万でも「え~~~っ・・・」と考えてしまう貧乏性。

だけどお高いものを見ると、それはやはり全然違って良いものなのだ。

う~ん、20万かぁ・・・。

とりあえず、今日は下見ね、下見!


と、ここで長女退場(子供たちが帰ってくるので帰宅)。


その後、長男と二人で霊園に墓地を見に行ってきた。

説明をしてくれた営業マンによると、

「霊園使用者が利用できる法要をする会場があります!

法要後に会食をするお部屋もあります!

法要の時は、お坊さんを手配します!

お布施は、料金表があるので明朗会計です!」

と、今の悩みを一掃してくれる心強いお言葉!

あ~、霊園いいわ!


私はぶっちゃけ無神論者だ。

昔は可愛く純粋に神を信じていた。

仏の存在は身近になかったので out of 範疇だった。

でも、辛いことをいろいろ体験するうちに、神も仏もないと思うようになった。

どうせ人間が考え出したものじゃん!と思うようになった。

野生動物はそんなもの関係なく生きてるよと思う。


それで、仏壇とか位牌とか、そういうものに魂を入れるとか、お墓のこととか

本当のところ、いろんな意味でよくわからない。


子供たちが「これがいい!」と言うもので良いと思っている。


そういう態度が子供たちには不振に思うらしい。

不審で不信になるらしい。


夫の長女も長男も、安物ではなく良いものを買いたいというので

「それでいいと思う」と言ったら、やっぱり不振に思われた。


長女は後からメールで「父の預金はいくらあるの?」と聞いてきた。

お金がないから私があまり気乗りしないのではないかと思ったらしい。


いきなり預金がいくらあるのかと言われて面食らった。

夫と夫の子供たちは親子だけど、私とは赤の他人なんだけどと思った。

他人の家の預金額を聞けるか?と。


でも考えてみたら、遺産相続の話し合いでは全部詳らかにするだろうし、

今教えたって別にいいか、と思い直して教えた。


「思っていた以上に残高があるから、お墓も仏壇もいいものを選びたい!」

ときた。

全部使い切りそうな勢いだ。


あたしの老後は・・・?

自分で稼ぐしかないのか?

今からこの歳で働くところがあるのか?


夫も生前、私のことを二の次にしていたけど、

夫の子供たちにとっても、私の今後の生活なんて二の次なんだと思った。

まあ当たり前か。

赤の他人なんだから。


そう思えば別に、どうってこともないか。

ほぼひとりごと

2010年、乳がん発覚(DCIS・0期)、患側全摘手術、2011年再建、2018年サイズダウン。 2015年、夫の肺腺癌発覚(胸水確認・4期)、2016年多発脳転移、2017年髄膜播種、多発骨転移、かえらぬ人に。 2017年X'mas、診断:PTSD・うつ。双極性障害の疑い。2021年、発達障害の疑い。 そんな日々の記録と愚痴。

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