入院2日目。ジオトリフ開始

介護認定の申請について、まったく何もわからないので、

まずはネットで調べてみた。(困ったときはインターネット!)

とりあえず地域包括支援センターというところに行けば良いらしいとわかった。

場所を調べると、わかりやすかったので午前中に行くことができた。

そこで対応してくれた職員(名刺に看護師と書いてあった)に、

今月初めに2週間の入院をし、また昨日から夫が入院していること、

入院先の看護師から介護認定の申請を勧められたこと、

主治医からも申請しておくように言われたことを話し、

どういうことなのか、どうすれば良いのかわからなくて困っていると伝えた。


「退院してからの環境を整えるために、入院中に準備をしようということですね」

なるほど、そういうことなのか。

「退院はいつですか?」

「2週間の予定で昨日入院したので、8月9日前後だと思います。

体調や治療の関係もあるので、日にちは確定していません」

「それでは、急がなくては!

ここでも申請の受付ができるので、申請書を書いて出していきますか?」

ということで、その場で申請書を書いて提出すると、

ケアマネージャーの手配をしてくれた。

肺がんで、診断がついたときはステージ4で手術不可の状態だったこと、

今回、脳転移が見つかり全脳照射をしたこと、

急激に、歩けなくなってきたり言動がおかしくなったことなどを話すと、

「病気の状態は、末期ということですね」と言われた。

末期?・・・末期だとは、誰からもはっきり言われていない。

それでも一般的には、脳転移があればかなり厳しい状態だと言われていることは知っている。

「う~ん・・・」言葉に詰まったが、末期ということでどんどん話が進んでいくようだ。

介護の係の調査員が明日さっそく病院で本人と面談し、

看護師や担当医の話も聞くという手筈になった。

申請しても思うような認定は出ない(調査が厳しい)というネット情報もあったし、

あとは調査と認定待ちで、どうなるのかはその時にならないとわからない。

「病院で申請を勧められたのなら、認定は下りると思います。

看護師から見て要介護2くらいと言われたなら、要介護2はほぼ確実に出るでしょう」

そういうものなの・・・?


午後、夫の病室に行くと別の病室に移っていた。

昨日の主治医との話の中で、ベッドにセンサーを付けると言われたことを思い出し、

その関係で病室が変わったのだろうと勝手に理解した。

夫は携帯のメールの操作がわからなくて、返信できなくなったと言った。

相変わらずずっとウトウトしている。頭痛と吐き気もあるらしい。

夕方、突然「良くなると思う? 良くなるかなあ?」と不安そうな顔で言った。

何かを感じてそんなことを言うのだろうか?

大丈夫、良くなる!と言うと、安心した顔になってまたウトウトし始めた。

しばらくしてまた、「良くなるかなあ?」と不安そうに言う。

何だか切なくなって涙が出そうになった。

でも、ここで夫に涙を見せたら治らないことを認めることになる気がした。

大丈夫だよ!と元気に答えた。

夕食の頃には、大分しっかりした感じになり、会話も普通にできるようになった。

食事は相変わらずほとんど食べないが、元気そうに見える。


主治医が病室に来て、今朝からジオトリフを始めたことを知らせてくれた。

「昨日より調子が良さそう。ちゃんと視線が合って会話ができる」と

嬉しそうに言ってくれた。


長男から、夜お見舞いに行ったとメールが来た。

記憶が混乱しているようで、何か月も前の会話の続きを

今話しているかのように話し出したらしい。

このところの夫の変化は子供たちにメールで知らせているのだが

実際に目の当たりにして少しショックを受けたと書いてあった。

ほぼひとりごと

2010年、乳がん発覚(DCIS・0期)、患側全摘手術、2011年再建、2018年サイズダウン。 2015年、夫の肺腺癌発覚(胸水確認・4期)、2016年多発脳転移、2017年髄膜播種、多発骨転移、かえらぬ人に。 2017年X'mas、診断:PTSD・うつ。双極性障害の疑い。2021年、発達障害の疑い。 そんな日々の記録と愚痴。

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