進路

この春、めでたく大学を卒業することになりました。


いろいろあるんですが、短大や大学に入った理由のひとつは、

生きるためなんです。

卒業すると、生きるための理由がひとつ無くなってしまうのですね。


人間が生きていくとき、理由が必要になる時期があると思うのです。

いわゆる中二病じゃないですが、思春期にそういうことで悩む時期があると思うのです。

人間は関係の存在であるといわれます。

他人との関係の中で生きている、群れの生活をしている生物です。

関係が無くなると、生きることが難しくなる。


カラの巣症候群という言葉があります。

私の場合、こどもたちは独立して別居してるし夫は亡くなったし、

巣の中が空っぽなんです。

することがなくて、わが身に目を向ければ、世間的には老婆の域にいて、

外に出て働こうにも、年齢的にも気力的にもちょっと無理で、

これまでに、やりたいこともしてきたし、それなりに満足しちゃったんですよね。


友だちとか親友とか、いないのか?って話になりますが、

ちょっと遊ぶ程度の友だちはいても、深い仲の人はいないです。


さて、そんな私はどうすればよいのか。

大学で死生学なんか履修したおかげで、自死がどれだけ家族に迷惑なことなのか

これでもかってくらいに、トラウマになるくらいに学びまして、

そういうことを軽々しくできないわけで、

じゃあ仕方がないね、何か生きる理由を見つけなきゃね、ってことなんです。


卒業後、また勉強することにしました。科目履修生として。某短大で。

勉強が好きなわけではないのです。みんなに勘違いされるんだけど。

締め切りがあれば、そこに向かって頑張れる。評価もされる。


目的があれば、とりあえず頑張れます。

ほぼひとりごと

2010年、乳がん発覚(DCIS・0期)、患側全摘手術、2011年再建、2018年サイズダウン。 2015年、夫の肺腺癌発覚(胸水確認・4期)、2016年多発脳転移、2017年髄膜播種、多発骨転移、かえらぬ人に。 2017年X'mas、診断:PTSD・うつ。双極性障害の疑い。2021年、発達障害の疑い。 そんな日々の記録と愚痴。

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