この春、めでたく大学を卒業することになりました。
いろいろあるんですが、短大や大学に入った理由のひとつは、
生きるためなんです。
卒業すると、生きるための理由がひとつ無くなってしまうのですね。
人間が生きていくとき、理由が必要になる時期があると思うのです。
いわゆる中二病じゃないですが、思春期にそういうことで悩む時期があると思うのです。
人間は関係の存在であるといわれます。
他人との関係の中で生きている、群れの生活をしている生物です。
関係が無くなると、生きることが難しくなる。
カラの巣症候群という言葉があります。
私の場合、こどもたちは独立して別居してるし夫は亡くなったし、
巣の中が空っぽなんです。
することがなくて、わが身に目を向ければ、世間的には老婆の域にいて、
外に出て働こうにも、年齢的にも気力的にもちょっと無理で、
これまでに、やりたいこともしてきたし、それなりに満足しちゃったんですよね。
友だちとか親友とか、いないのか?って話になりますが、
ちょっと遊ぶ程度の友だちはいても、深い仲の人はいないです。
さて、そんな私はどうすればよいのか。
大学で死生学なんか履修したおかげで、自死がどれだけ家族に迷惑なことなのか
これでもかってくらいに、トラウマになるくらいに学びまして、
そういうことを軽々しくできないわけで、
じゃあ仕方がないね、何か生きる理由を見つけなきゃね、ってことなんです。
卒業後、また勉強することにしました。科目履修生として。某短大で。
勉強が好きなわけではないのです。みんなに勘違いされるんだけど。
締め切りがあれば、そこに向かって頑張れる。評価もされる。
目的があれば、とりあえず頑張れます。
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