検査入院

午前10時に入院手続き。

足の甲の脈が触れる場所にマジックでマーキングされた。

右手に点滴のポート、思ったよりも広範囲に剃毛され、

上半身裸、下半身はショーツのみ、その上に検査着を着て

14時、ストレッチャーで手術室に連行された。


手術室では例によって心電図モニターに繋がれ、

鼻には酸素カニューレ。

ダイジなトコロは大きな絆創膏(?)でマエバリ。

鼠径部を中心に広範囲の消毒。

点滴に麻酔が入ったらしい。

「少し眠くなるお薬が入ります」と言われたが

眠くはならず、意識ははっきりしている。

そのまま鼠径部からカテーテルを入れたが、

針が刺さったような感覚は全く無し。

注射の局所麻酔だと思っていたので意外。

痛みがなくて助かった。


天井の電気がまぶしいし、目のやりどころがないので

意識はあったけど、あえてずっと目を閉じていた。

閉じた目の前に、ときどき血管がぱっと見える瞬間があった。

おそらく、造影剤を流したときかと思われ。


カテーテルを抜くときも全然痛みがない。

抜いた後の止血も圧迫感がないのに、内出血もなくその後の痛みもない。

もしかしたらこのドクター、神の手かも!と思った(副院長だし!)。

傷部に何重にも折ったガーゼを当て、大きなテープでがっちり圧迫された。


病室に戻ったのは15時30分頃。

検査自体の時間は1時間ほどで、止血に10分くらいかかった。


カテーテルを入れた方の足はそれから21時まで曲げることは禁止。

足首は動かしても良いということだったので、時々足首を回してみた。

点滴で水分を入れていた。おそらく造影剤を排出するためか。


食事は寝たまま、少し体を横向きにしてもらって自分で食べる。

上半身が起きていないと飲み込むのがとても大変なことがわかった。

特に水分。吸い飲みも、体を起こさないとうまく使えないんだ。

排尿も寝たまま、差し込み便器使用。

尿瓶とは違って、チリトリみたいな形のもの。

介護講座でこの差し込み便器を使ったVTRを見たけど、

自分で本当に使ってみると、寝たまま排尿するって難しい。

おなかに力が入らないせいか、なかなか出ないのだ。

寝たきりの人が紙おむつに排尿排便をするって、

すごいことなんじゃないかと思った。

夫は、こんな思いをしたんだなと思って切なかった。

これからもし、看護とか介護の場面に遭遇したら、

この経験は絶対に役に立つはずだ。

ほぼひとりごと

2010年、乳がん発覚(DCIS・0期)、患側全摘手術、2011年再建、2018年サイズダウン。 2015年、夫の肺腺癌発覚(胸水確認・4期)、2016年多発脳転移、2017年髄膜播種、多発骨転移、かえらぬ人に。 2017年X'mas、診断:PTSD・うつ。双極性障害の疑い。2021年、発達障害の疑い。 そんな日々の記録と愚痴。

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