今日は愛犬の誕生日だった。
2006年に10歳で死んでしまった。
当時、調停を経てようやく離婚した私は心に余裕がなくて
愛犬の体調の悪さに気づいていながらも
仕事が忙しいことを言い訳にして、病院に連れて行かなかった。
見かねた娘が動物病院に連れて行ったら、その場で入院。
翌朝、危篤だと連絡が来て、駆けつけたけど間に合わなかった。
あの時も気が狂いそうだった。
調停も大変だったし、離婚後の様々な手続きも大変だったし、
犬にも娘にも申し訳ない思いだったし、息子は研修で海外に行ってたし、
職場も最悪だったし、自分がおかしくなってるのがわかっていても
どうにもできなかった。
崖っぷちに指一本でぶら下がっているだけだった。
その手をつかんで引き上げてくれたのは30年ぶりくらいに会った友人だった。
有無を言わさず引っ張られて、正社員として採用されたばかりだというのに
いきなり1週間休暇を取らされて、海外旅行に連れて行かれた。
(もちろん自分の旅行代金は自分持ち。きつかった!)
帰ってきたら、気持ちの半分くらいは黒い影から抜け出せた気がした。
そんな経験があったからなのかな、無性に海外旅行に行きたくて、
今日、突然、衝動的にパスポートを申請しに行った。
戸籍謄本は相続の関係で多めに取ってあったし、
計算したら1部は確実に使わないことがわかっていたので、
それを持って、思い立ったが吉日!とばかりに。
証明写真も、この先、履歴書を作ることがあれば必要になるかもしれないし、
パスポート用と履歴書用に写真屋で撮ろうと思い立った。
今まで履歴書の写真はセルフの証明写真を使っていたけど、
モトがおブスのせいか、本当にブスくれた顔でいやになる写真ばかりだった。
話が逸れるが、某免許センターで免許更新時に撮る写真が
何故かいつもとても美しくて(実物以上に美人に写る!)、
最寄の警察署ではなくて、電車を乗り継いでその免許センターまで行っていた。
再婚して引っ越して、もうそこに行かないので今の免許証は
こちらの免許センターで撮ったけどブスな写りだ。
写真屋でカメラマンに撮ってもらうと、
どうしてこんなにきれいなんだろう?
夫が撮った写真も、美人に写る確率が高かった。
(夫は写真好き)
ブスを美人に写すコツがあるにちがいない!
まあ、とにかく!
今日の写真屋さんでも、若い女性カメラマンがきれいに撮ってくれて、
ご満悦でございますの。おほほ。
10年間、パスポートはコレでいくのね。
入管で別人だと思われないように気をつけなくちゃ。
と、パスポートの申請をしただけなのに気分はナチュラルハイ。
鬱になりかかったときは、こうやって現実逃避するのがいいかもしれない。
来月の今日は、百箇日だ。
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