儚くなる

『儚くなる』


まさにその通りだと思います。


2月11日朝7時少し前

夫は儚くなってしまいました。


ずっと手を握っていました。


何も言わず、頑張って息をしようとする夫

手を握って「大丈夫だよ、大丈夫」と言い続けた私


何が大丈夫だったんだろう

テキトウなことを言って、私ったらなんて無責任なんだろう


ごめんね

大丈夫じゃなかったよね

きっと息が苦しかったよね


最後に言葉を発したのは7日の火曜日だった。

それ以来一言も話さなく(話せなく?)なった。


10日に「いちご食べる?」と聞いたら、嬉しそうに少し微笑んだ。

笑顔はそれが最後だった。


息を引き取る間際は鼻水もよだれも垂れて

そんなにがんばって息をしていたのに

弱々しくて

儚くなってしまった。


主治医が来て死亡確認したのは8時20分


「おつかれさまでした。がんばりましたね。

私は〇〇さんのことを忘れません。

沢山、いろんな話をしてくれて、いつも会うのが楽しみでした。」


ありがとうございました。

ほぼひとりごと

2010年、乳がん発覚(DCIS・0期)、患側全摘手術、2011年再建、2018年サイズダウン。 2015年、夫の肺腺癌発覚(胸水確認・4期)、2016年多発脳転移、2017年髄膜播種、多発骨転移、かえらぬ人に。 2017年X'mas、診断:PTSD・うつ。双極性障害の疑い。2021年、発達障害の疑い。 そんな日々の記録と愚痴。

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