生涯で初めての経験

喪主になるなんて、一生に何度もないかも知れない。


葬祭場の都合で葬儀まで一週間も待たなければならない。

リアル初七日も過ぎてしまうので、お願いした住職さんもちょっと困り顔だった。


「前倒しで初七日をやることはあっても、これは1日遅れになるからねー」


申し訳ない。って言っても、不可抗力なのである。


そして気になる費用のこと。

ぶっちゃけ葬儀っていくらかかるのよ?


うちの場合


葬儀まで丸一週間時間が空いてしまう。

8日間自宅に置いておくことが実際問題として不可能。

なのでしかるべく場所に保管をお願いした。

1日1万円。かける日数。つまり保管料は6万。

しかるべく場所に移送する車の運転手さんに心づけ 3千。

そのための寝台車レンタル1万9千。

ドライアイス10キロ 8千。

当日の遺体の搬送料 7千2百。

その運転手さんへの心づけ 3千。

公営の斎場使用料 葬儀のみ(通夜は無し) 5万。

住職への車代 5千。

住職へのお布施 30万。

祭壇・棺・納棺用品・骨壺・写真・後飾り段・放送設備、司会・書類代行(セット) 30万。

位牌 6千。

七本仏 6千。

白木枕机セット 1万8千。

花飾り一基につき1万6千2百。喪主は半強制的に一基出す。花はいらないならいいんだけど。

ないと寂しいじゃん。

そして精進落としって言うのか段払いって言うのか、早い話がお食事 30名分 7万5千。


プラス消費税也。消費してないけど。っていうか消費したのは私の心だ。税金かけるな!


これでも一番早い日程の中で、一番安く抑えた。

私の貯金はすっからかん。

夫の口座から移すのは難しい。

だってまさかこんなに早くいっちゃうと思わなかったから、

銀行印とかキャッシュカードのありかとか暗証番号とか

聞いておかなきゃと切羽詰まった時にはもう、会話なんかできなくなっていた。

聞いても「わからない」って言われちゃった。

脳が考えることを拒否したのか、考える気力がなかったのか。


健康な時から日常的にオープンにしておくべきだねと思った。

いざという時じゃもう遅いんだね。

結婚したらお互いに情報公開請求するべきだ。

条例を制定するべきだ。

後に残った者が困らないように。


この後、然るべきところに連絡をして手続きをしなければならない。はずだ。


今日は

在宅酸素の機械の引き取りと介護ベッドの引き取りの連絡をした。

あとはまた明日。疲れた。

ほぼひとりごと

2010年、乳がん発覚(DCIS・0期)、患側全摘手術、2011年再建、2018年サイズダウン。 2015年、夫の肺腺癌発覚(胸水確認・4期)、2016年多発脳転移、2017年髄膜播種、多発骨転移、かえらぬ人に。 2017年X'mas、診断:PTSD・うつ。双極性障害の疑い。2021年、発達障害の疑い。 そんな日々の記録と愚痴。

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