三が日

元日は何事もなく、割と元気だった。


2日、午後から夫の息子とその婚約者が来た。

2人でうちに来るのは2回目。

今月中旬に籍を入れるそうだが、結婚式の予定などは未定らしい。

2時間ほどで帰ったが、夫は緊張していたのか疲れた様子。

夜には口数が減って不機嫌になった。

Wikipediaによれば、セロクエル(クエチアピン)は気分安定薬として使うことも

アメリカではあるらしい。(日本ではどうなのかわからない)

助かる。(てか、私にも安定剤が必要だ。情緒不安定だもの。)


帰省する日が日一日と近づいてくる。

自家用車で行かれるなら、ドア・トゥ・ドアで一番楽だが、

通院やスーパーの買い物に行くときくらいしか運転したことがない私には

約800キロをひとりで運転する勇気はない。

故に、最寄りのバス停まで歩いて行かなくてはならない(私の足で7分くらい)わけで、

しばらく外を歩いていない夫に、いきなり当日バス停まで歩けるのかという心配がある。

夫は通院以外には玄関の外に出ない。

ほぼ平らな家の中でさえ転ぶのだから、凹凸や勾配がある外の道を

バス停まで歩けるわけがないと思う。

それなのに夫は自信満々で「そのくらい歩ける!」と言う。

絶対に歩くリハビリは必要なはずだ。

金曜まで特に予定がないので、今日(3日)は疲れてもどこにも影響はないと思い、

夫のプライドを傷つけないようにさりげなく散歩に誘ってみた。

穏やかに晴れてそれほど寒くはない。

「準備するから少し待って」と言われて待つこと一時間。

準備する気配が全くない。

夕方になるとどんどん寒くなる。

しびれを切らして、外に出るのが嫌なのかと聞いてみた。

「そんなことはない。もう少し待って。」とグズグズしている。

どうして散歩に誘ったのか、私の思いを伝えてみた。

「家の中でも転ぶことがあるのに、ずっと外を歩いていないから

外を歩く練習が必要だと思わない?」と。

「もう外は寒そうだから、明日にする」と答えが返ってきた。

一回りも年上のくせに、コドモか。


親の心子知らずならぬ、妻の心夫知らずだ。

疲れる。

ほぼひとりごと

2010年、乳がん発覚(DCIS・0期)、患側全摘手術、2011年再建、2018年サイズダウン。 2015年、夫の肺腺癌発覚(胸水確認・4期)、2016年多発脳転移、2017年髄膜播種、多発骨転移、かえらぬ人に。 2017年X'mas、診断:PTSD・うつ。双極性障害の疑い。2021年、発達障害の疑い。 そんな日々の記録と愚痴。

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