今年最後の予約受診と悪夢

28日（昨日）が外来診察年内最終日。

27日がリハビリで、28日が受診だった。

リハビリは酸素を持ちながら。

前回の診察では、動くと血中酸素の値が下がったので

動く時だけ酸素を使っていた方が良いだろうということだったが

担当のPTが血中酸素を測りながら歩いた時はそれほど下がらなかったそうだ。

「ただ、手が冷たいので、こういう時は正確に測れないこともあります」

初めて扱う機械でもあるし良い練習だと思ってコロコロ転がしながら・・・

と思ったら、致命的なことが２点判明。

一つ目は、ボンベとカニューラをつなぐ小さな装置を業者が取り付けてくれていたので

確認せずにそのまま使おうとしたこと。

うまくセットされていなかったようで、栓を開けると酸素が漏れ出てしまう。

はじめは何が悪いのかわからず、病院のスタッフが一緒に見てくれて

何度か試してセットする位置がずれていたことがわかった。

直してもらってリハビリの間は何事もなく使えたようだ。

もう一つは昨日の受診後なので後述する。

受診もつつがなく済んだ。

採血→X線→胸水穿刺→アバスチン点滴

血液検査は特に問題なし。

WBCが少し高いのはアバスチンの影響でしょうとのこと。

レントゲンでは先週より胸水が落ち着いたようだとのこと。

前回までは抜いた分（あるいはそれ以上）が１週間で増えていたのに

今回はそんなに増えなかったようだ。

この様子なら抜かなくてもいいかもしれないけど、年末年始の休みに入るので

今日は念のためにまた800cc抜いた。

その後、90分かけてアバスチンの点滴。

疲れていたのか、ベッドでウトウトしながらの点滴だった。

最初の受付から最後の会計までスムーズに進んで４時間強。

外は暗くなっている。もう会計を待っている人も一人二人という感じだ。

健康な体でも疲れてもおかしくない時間だ。

そして前述の致命的なことに繋がっていく。

また私のミスではある。

ボンベは５時間使えると言われていたので確認を怠った。

「昨日、１時間しか使ってないし、まだ大丈夫」と思っていた。

夫が疲れて少し苦しいと言うので、酸素を使おうとしたら目盛が赤になっていた。

昨日、装置がずれたまま何度も栓を開けて、大分酸素を逃がしてしまったようだ。

不覚だった。

それでも少しは酸素が残っていたかもしれない。

試しに使ってみればよかったのだが、たまたま診察を待っているときに

前の席に座っていたお年寄りが同じように携帯用酸素ボンベを使用していて

苦しいと言ったので看護師がチェックすると酸素がなかった、という場面に遭遇。

看護師が「目盛が赤になったら使わずに新しいものと取り換えて」と言ったのが

強烈に記憶に残っていたのだ。

疲れた頭が「赤になっていたら警告音が出て使えない」と思い込んだ。

車で家に帰って夫を先に降ろし、駐車場に入れようとしたところで『どん！』と音がした。

先週も夫は車から降りて転んだばかりだ。

見ると、外階段の下に倒れていた。

転んでいたのではなく、文字どおり倒れていたのだ。

意識はあったが、頭にけがをしていた。

階段に上る前に転んだのか、階段に上がろうとして踏み外したのか、上がってから落ちたのか、

自分でもわからない、覚えていない、と言う。

脳に行く酸素が足りていなくて、一瞬気を失ったのではないだろうか。

地面に横たわった状態から起こすのが一苦労だった。

そのうえ、どこを打っているかもわからなくて、

起こしても良いものなのか、そのまま救急車を呼んだ方が良いのか・・・

頭痛はないし（けがの部分は痛いようだが）、骨折した感じはないと言うので、

ゆっくり抱き起して座らせ、一息ついてからゆっくり立ち上がらせてみた。

立てる。大丈夫。骨折はなさそう。

でも、歩幅が狭い。５センチくらいしか足が出ない。

外階段を上がるのが本当に大変だった。

以前のステップが狭い壊れかけの階段を、直しておいて良かった。

夜になるとこの辺りは場所的にとても寒いし、

車が中途半端な場所に停めたままなので急いでどけないと近所迷惑だ。

とりあえず、夫を玄関の中に入れ、そこに椅子をもってきて座らせ、車を駐車場に入れ、

家に入って暖房をつけ、玄関から夫を部屋まで移動させ、けがの手当てをして、

ふと時計を見ると８時半を過ぎていた。

病院を出たのは６時半過ぎだったはず。病院から家までは25分前後。

夫婦ともに疲労困憊な感じだった。

今朝、明け方夢を見た。

場面は昨日の病院。

病院の職員がみんなお互いに「また来年」と挨拶しあっている。

夫が転んで頭を打って、夢の中では亡くなった設定になっている。

家で転んで病院に連れてきたのか、病院の敷地内で転んだのか

その辺は曖昧だ。夢だから。

何となく病院で転んだ雰囲気ではあった。

向こうの廊下を主治医が私服に着替えて帰ろうとしているのが見えた。

「さっき診察が終わって別れたばかりなのに、

亡くなったなんて言ったら先生はびっくりするだろうな」

なんて私はぼんやり思いながら、主治医に声をかけようか迷っている・・・

そこで目覚ましが鳴った。

朝６時にジオトリフだ。

変な夢を見た後なので恐る恐る夫のところに行くと、

大丈夫。生きてる（当たり前だ！）。

目覚めさせたら意識もしっかりしている。

先にトイレに行きたいと、自分でしっかり歩いてトイレに行った。

ジオトリフもちゃんと飲みこめた。

良かった。

夫は二度寝に入ったけど、私は眠れないのでそのままPCを開いてこれを打っている。

最近寝不足だ。

でも、かといって眠剤をもらって飲んだりしたら、

夜中に夫に何かあっても起きられないかもしれないと思うと、

睡眠不足も止む無しか。