退院

歩けないことだけが悔しいが、かなり元気になって退院できた。

入院費用15日間 39,720円。(限度額適用認定証あり)

介護タクシーを頼んでくれたので(もちろん費用は自分持ち)

病室まで車椅子で迎えに来てもらい、帰宅したら玄関の中まで介助してくれた。


午後から病院の退院支援の看護師2名、病棟の看護師1名、ケアマネが来て、

家の中の確認をして帰った。

手摺が必要なところや、お風呂の様子などの写真を撮っていた。

これをもとに、明日また訪問看護師も来てカンファレンスをすると言う。

本来なら病院ですることだが退院が早かったので・・・と言われたけど、

入院するときから、2週間で退院予定だということはわかっていたはず。

これは私の独断だが、看護師たちは退院できると思っていなかったのでは?


全脳照射で髪が抜けると聞いていたが、全然想像がつかなかった。

毛根の影も形もなく頭皮はつるんとして、わずかに髪が残っている。

オランウータンの赤ちゃんのような頭になった。



後日談

ずっと前向きなことだけしかネットで見てこなかったが、

敢えて、がんで亡くなった人のブログなどを見てみた。

看護師たちのあの対応も仕方がないことだなと思った。

がんの種類にもよるのかもしれないが、がんで亡くなるときは急なことが多い。

亡くなる2週間前まで元気にテニスをしていたという人もいるそうだ。

亡くなる何日か前になると、食べなくなり眠ってばかりいるようになる。

幻覚があることもある。

それって夫のせん妄の症状とほぼ同じだ。

せん妄なら治るのに、がんの末期症状なら死期が近いということになる。

だけど、せん妄も酷くなると死に至ることもあるそうだ。

あのまま退院しないでいたら、せん妄で死んた可能性だってあるけど、

「肺がんだったのよね。早かったね。」って何の疑いもなく

がんで死んだことになったかもしれない。本当はせん妄なのに。

・・・って、よくそんな話を夫とする。

死の淵から救ったのは妻なんだぞ!と恩に着せちゃったりしている。



ほぼひとりごと

2010年、乳がん発覚(DCIS・0期)、患側全摘手術、2011年再建、2018年サイズダウン。 2015年、夫の肺腺癌発覚(胸水確認・4期)、2016年多発脳転移、2017年髄膜播種、多発骨転移、かえらぬ人に。 2017年X'mas、診断:PTSD・うつ。双極性障害の疑い。2021年、発達障害の疑い。 そんな日々の記録と愚痴。

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