入院4日目

長女と次女がお見舞いに来た。

夫はしゃべり難そうだったが嬉しそうで、しっかり対応していた。

と、私は思ったが、娘たちは夫の変わりようにショックを受けたらしい。

話しながら涙ぐんでいたが、夫は気が付かなかったようだ。

娘たちがいる間に主治医が様子を見に来て、

「楽しそうですね。今日は朝から調子が良いよう

だと看護師から報告を受けています。よかったです」と言って

他の患者を見に行った。

夫はどういうわけか、主治医の前だとシャキッとする。

娘たちはそのことにも気が付いたようだ。


娘たちが帰ってから、またウトウトし始めた。

目を覚ましては「ここどこ?」「あそこは閉めた?」と

混乱しているようなことを言う。

時々誰もいないところに人が見えるらしい。


夕方、目は覚ましているがしゃべらない。(言葉が出ないのか?)

にらめっこをしているかのようにじっと私の顔を見て時々笑顔になる。

帰り際「家に着いたら電話してね」と夫が言うので

「メールするよ」と答えると、「そうか」と

病院だから電話はできないということをわかっていない様子だった。

ほぼひとりごと

2010年、乳がん発覚(DCIS・0期)、患側全摘手術、2011年再建、2018年サイズダウン。 2015年、夫の肺腺癌発覚(胸水確認・4期)、2016年多発脳転移、2017年髄膜播種、多発骨転移、かえらぬ人に。 2017年X'mas、診断:PTSD・うつ。双極性障害の疑い。2021年、発達障害の疑い。 そんな日々の記録と愚痴。

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