月に2回のヴォーカルの日でした。
かなり声をセーブできるようになってきました。
レッスン終了時に、体も声も疲れてない、
余力がある、というのはいいものです。
時間がちょうど良かったので、
「マチネの終わりに」を観てきました。
このところ感情が平坦なので、
少し泣きたいと思いまして。
残念ながら、泣けませんでした。
ハッピー・エンドが悔しくて?
以下、独断と偏見に満ちた感想です。
「たった三度会ったあなたが、
誰よりも深く愛した人だった」
ギタリスト蒔野の一目惚れから4人の人生が変わっていきます。
(と、私は思いました)
蒔野、ジャーナリストの小峰、
蒔野のマネージャー三谷、小峰の婚約者リチャード。
まず、蒔野。アーティストだからといってオレ様過ぎます。
婚約者がいる小峰に、勝手に横恋慕して横取りする。
そこから間違いが始まるのです。ダメです、それは。
小峰は貧乏くじを引きます。
蒔野によって婚約者と別れることになり、
三谷によって婚約者とヨリを戻すことになる。
元のサヤに納まり一児を設けますが、
終わった蒔野とのことを嫉妬され続け、
結婚生活は破綻し、親権も相手に渡ります。
三谷は、ずっと蒔野が好きでした。
卑怯な手を使って小峰との仲を引き裂き、
蒔野と結婚をして子どももでき、幸せを手に入れます。
あるとき急に、蒔野と三谷に、
仲を引き裂いたのは自分だと打ち明けて、身を引きます。
みんなが丸く収まりかけていたのに、
罪悪感を抱えきれなくなり、ひとりで逃げた感じです。
三谷には、そのままで貫いて欲しかった。
後になって罪悪感に負けるくらいなら、
最初から手を出しちゃダメです。
リチャードは、そうするしかないよね、と
ただそれだけです。
強いて言えば、結婚前の、それも、終わったことに
いつまでもこだわって、焼きもちを妬くなんて、
何もいいことはないですよ。
過ぎた恋は忘れるに限ります。
ラストは、小峰が蒔野に会いに行って
ハッピー・エンドなのですが・・・
あそこで、小峰が微笑んで、手を振って去って行ったら
すっきりしたんだけどなー、と思う私は病んでますか?
思い切り笑ったり、思い切り泣きたいです。
人間らしい感情表現がなくなりつつあります。
トシのせいなのかなー。
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