夏目漱石の小説の話ではありません。
悪しからず。
いつからか定かではなけれど長いこと、多くの感情が行方不明です。
常に、何か、ベール越しというか、
異次元の出来事のような他人事のような、そんな感じを受けてます。
自分の長い人生は、魚が見た夢にすぎなかった
というような話があったように思って、検索してみたけど
そんな話は見つかりませんでした。
代わりに見つけたのは「胡蝶の夢」という中国の荘子の話なんですが、
これだったのかなと思います。
夢の中で、蝶になって花の上で遊んでいたつもりが、
本当の自分は蝶で、人間である自分が夢ではないのか、
はたまた、やはり本当の自分は人間で、蝶である自分は夢なのか、
さあ、どっち? というようなおハナシ。
つまり、私の今の状態は、そんな感じです。
現実の世界を生きている実感がない。
専門用語を使うと(正しいかどうかは分かりませんが)
離人症とか現実感消失症とかいううらしい。
これの酷いのが(たぶん)解離症で、
もっと酷いと(たぶん)解離性遁走とか解離性同一とかなのかなと。
それらのギリギリのところに私はいるのではないかなと。
ただね、ドクターに自分のことを説明するのが難しくて確定診断に至らない。
そもそも診断が確定したからって、別に何も変わらないんじゃない?
仮にドクターに説明するとして、何をどこまでどう言えばいいのか。
こころの中とか考えてることって、物理的に取り出すことができないでしょ。
これまで何度も説明を試みたけど、全然伝わらなかったわけで。
「訳の分からんことを言ってるぞー」としか思われてないのが
傍目からバレバレで。説明することを諦めてました。
それが今日の診察時に客観的症状として出てきて、
過呼吸からちょっとしたパニック状態に陥ったわけです。
それを見た先生もプチパニックだったのを、異次元のワタシは見てました。
困らせてごめんなさい。
数年かけて減らした薬が、1つ増えました。
常用ではなく頓服でよいと言われましたが、きっちり30日分処方されました。
頓服と言われて困るのは、どの時点でのめばよいのかわからないことです。
我慢できなくなる前に、などと言われても、
私の場合は all or nothing. たぶん、大抵のことは死ぬまで我慢できる。
今までだって我慢してきたから、しぶとく生きている。
どこかに計器がついていれば分かりやすいのに。
「このメーターが50を超えたら服用してください」とかね。
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