中華まん

有名な横浜中華街に、有名な中華まんのお店があり、

そこのドデカイ豚まんを食べながら思い出したこと。


思い出さなくてもいいのに、思い出しちゃったんだよ。

離婚した元夫が「絶対にクロだ」と確信した事件を。


当時は肉まんがマイブームで、ある時、夜食に猛烈に食べたくなった。

たまたま家族全員が揃っていた夜で、当時の夫や子どもたちに

「コンビニに肉まん買いに行くけど、食べたい人~?」と聞いてみた。

子どもたちは「食べる!」と言い、当時の夫は妙に冷めた表情で

「いらない」と言い放ったのだ。

それ以前は、たとえ食べたくなくても

「暗いから俺が買いに行くよ」と言ってくれたのに、

どこをどう探しても、そんな気持ちのかけらさえも見つからなくて

こりゃダメだなと分かった瞬間だった。


もしかしたら、それがきっかけだったのではないかと思う。

肉まんが食べたいと思わなくなって何年も過ぎた。


何十年振りかで、肉まんを食べようという気になった。

何故だろうか。不思議だけど。


で、中華街の肉まん(豚まん)を食べた。

食べてみて、昔ほど好きではないことが分かった。

ご存じのとおり、中華街の中華まんは大きくて1食分以上の量がある。

肉まんが1食になってしまうのは残念に感じるほどに

肉まんが好きではないと思った。

むしろ、あんまんが好きだと思った。

昔は中華風のあんこが苦手で、あんまんとか月餅とか食べられなかったのに、

今は食べたいと思う。あんまんも月餅もごま団子も食べたい。好きだ。


人の味覚は変わるのだ。

人は変わる。

ほぼひとりごと

2010年、乳がん発覚(DCIS・0期)、患側全摘手術、2011年再建、2018年サイズダウン。 2015年、夫の肺腺癌発覚(胸水確認・4期)、2016年多発脳転移、2017年髄膜播種、多発骨転移、かえらぬ人に。 2017年X'mas、診断:PTSD・うつ。双極性障害の疑い。2021年、発達障害の疑い。 そんな日々の記録と愚痴。

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