有名な横浜中華街に、有名な中華まんのお店があり、
そこのドデカイ豚まんを食べながら思い出したこと。
思い出さなくてもいいのに、思い出しちゃったんだよ。
離婚した元夫が「絶対にクロだ」と確信した事件を。
当時は肉まんがマイブームで、ある時、夜食に猛烈に食べたくなった。
たまたま家族全員が揃っていた夜で、当時の夫や子どもたちに
「コンビニに肉まん買いに行くけど、食べたい人~?」と聞いてみた。
子どもたちは「食べる!」と言い、当時の夫は妙に冷めた表情で
「いらない」と言い放ったのだ。
それ以前は、たとえ食べたくなくても
「暗いから俺が買いに行くよ」と言ってくれたのに、
どこをどう探しても、そんな気持ちのかけらさえも見つからなくて
こりゃダメだなと分かった瞬間だった。
もしかしたら、それがきっかけだったのではないかと思う。
肉まんが食べたいと思わなくなって何年も過ぎた。
何十年振りかで、肉まんを食べようという気になった。
何故だろうか。不思議だけど。
で、中華街の肉まん(豚まん)を食べた。
食べてみて、昔ほど好きではないことが分かった。
ご存じのとおり、中華街の中華まんは大きくて1食分以上の量がある。
肉まんが1食になってしまうのは残念に感じるほどに
肉まんが好きではないと思った。
むしろ、あんまんが好きだと思った。
昔は中華風のあんこが苦手で、あんまんとか月餅とか食べられなかったのに、
今は食べたいと思う。あんまんも月餅もごま団子も食べたい。好きだ。
人の味覚は変わるのだ。
人は変わる。
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