新聞にその日の運勢が載っている。
まあ、干支占いってとこ。
占いに凝っているわけでも信じるわけでもないけど、
「なるほどな、このことか」としばしば思うことがあり。
少し前、気持ちが上がってきたころの運勢を見ると、
それまではネガティブ系の文言だったのに
急に明るい感じの文言が出るようになってた。
新聞は朝、読むこともあれば、
細切れに気が向いた時間に読むこともあり、
夜にまとめて読むこともあり、
「今日の運勢」の文言に左右されて行動しているわけではない。はず。
今日の文言は、
大黒様がにこやかに御入来。客あれは快く迎えて楽しみは倍となる。
とな。
午前中の散歩で、坂がきついのでしばらく通らなかった道を行ったら
これ、このとおり! ↓
アヒル?
首が伸びた。
おお!シラサギだ!
さっきググったところ、ダイサギらしい。
近くを歩いたときは一応警戒していたようだけど、
知らん顔して通り過ぎたら、サギも知らん顔していた。
これは斜面の上からズームで撮った。
相変わらずピントが合ってない。下手くそカメラマン。
この池、湧き水でも何でもなく、ただの水たまりらしい。
乾燥が続くと(特に夏)ほぼ干上がってしまう。
深い部分に少しだけ水が残る。
そんな池なのに、不思議なことに小魚がいる。
カメもいる。
もともと、雨水が窪地に溜まっただけなのに、なぜ魚が?
カメは、わからなくもないよ、歩けるから。
どこかから歩いてきたのかもしれない。
でも小魚は?雨と一緒に降ってきた?
村上春樹の小説みたいだな。
おおかた、誰かが放流したんだろうけど。
生き物を捨てちゃいけませんよ。
今日の「来客」はシラサギだけではない。
散歩から帰ったら、20分くらいの差で間に合わず
不在票が入っていた。
ネットでチョコレートを注文しているので、
まだ発送の案内は来ていないけど、それだろうと思った。
いや、送信人を見てびっくり。
ずっと会っていない同級生Oからだった。
卒業以来、まったく連絡も取っていなかったが、
彼女は同じクラスだった男子と結婚した。
クラス会で彼には何度か会ったが、子育ての時期と重なってか
Oはあまり来ていなかったように思う。
私自身も毎回クラス会に出ていたわけでもなかったし。
彼が突然亡くなったと、友人Kから連絡が来たのが4年ほど前。
お通夜が始まる前に、Kと一緒にOに声をかけに行くと、
Kのことはなかなか思い出せずにいたようなのに、
何故か私のことはすぐにわかって名前を呼んでくれた。
夫婦ともに同じクラスだったので、参列者もクラスメートが多く
思いがけず、プチ同窓会のようになった。
精進落としの会場に、卒業アルバムや、
学校の行事で写した写真が何枚も写真立てに入って置かれていた。
そこに1枚、彼女ら夫婦のどちらも写っていないのに、
私が別の女子Nとふたりで写っている写真があった。
・・・私がお通夜に行くことを予想して、気を遣って置いてくれた?
それとも、Nが行くことを予想していた?
Nも私も、一緒にお通夜に行ったKも、
特別にOと仲が良かったわけではないのに・・・
再配達の依頼をしたら、1時間もしないうちに来てくれた。
喪中のお知らせを出す余裕がなくて、年賀状をもらった人にだけ
寒中見舞いを出した。Oにも出した。
彼女はそれを見てお供えとお香典を送ってくれたのだ。
気を遣わせて、かえって申し訳なかった。
手紙も来ていて、未亡人同士にしかわからない、
先輩未亡人としての気遣いがあふれていて、とてもありがたく思った。
客人ではなかったけど、そう楽しい事柄でもなかったけど、
今日は嬉しい日だ。
侮れないぞ、新聞の運勢欄。
でも、当たるも八卦、当たらぬも八卦。
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