義母を見ていて感じたこと。
主治医(男性、多分50歳前後?、そこそこイケメン)が様子を見に来ると、
義母の声のトーンが変わる。
それまでは私とそれなりにおばあちゃんの声でしゃべっていたのに、
急に少女のような甘え声になった。
ええ~っ?
そういえば何年か前のこと。
法事の後、親戚の皆とレストランへ食事に行くとき、
足が悪い義母が私の手につかまりながら歩いていた。
夫の従姉(故人)の息子S氏(私よりいくつか年上)が来て
「代わろうか?」と言ってくれた。
S氏は介護士の仕事をしていたし、義母はS氏が生まれた時から彼を知っている。
その頃の私は、介護も介助も未経験だったし、夫と結婚して数年しか経っていなかった。
とはいえ、いきなり私の手を振り払うようにしてS氏にすがりついたのは
ちょっとした驚きだった。
お世話をしてくれる人への信頼に基づく甘えなのか、
それとも義母の中のオンナの部分が出るのか。
そんなことを考えてしまった。
と同時に、そういえば我が身にも覚えがあると反省した。
意図したわけではない。無意識だ。
だからこそ始末が悪いともいえる。
先日の検査入院の時のこと。
2日目(退院の日)の日勤の担当看護師が男性だった。
その時の自分の言葉遣いが妙に馴れ馴れしかったような気がした。
言い訳をしようと思えば、それなりの理由は言える。
入院初日の検査前は緊張していた。
検査後はぐったりして、まるで病人同様だった。
その夜は気持ちが疲れていた。
そのため、担当してくれた日勤と夜勤の女性の看護師たちとは
硬い感じの会話しかできなかった。
2日目は退院できるという安堵感と開放感が言葉遣いに出てきただけだと思う。
本当に安堵感と開放感だけだったろうかと自問してみる。
私も男性に対して媚びてしまうところがあるのではないだろうか?
生前夫が私をひとりで外に出さないようにしたのは、
そういうところが目についたからなのだろうか?
いくつになってもモテたいという気持ちが心のどこかにあるのだろうか?
モテたい気持ちはいいとしても、自分の子供よりも若いような男の子に対して
そういう態度をとってしまうのは気を付けよう。
イタすぎる。
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