墓参

連日、晴天で暑くて扇風機が止められない。

一階にいる限り、我が家はまだエアコンをつけなくても大丈夫だけど

そんなことを言っていると、知らないうちに熱中症になりそうで怖い。


納骨後初の月命日だった。

ずっと家に引きこもっていると焦燥感と罪悪感が増すので

一大決心をして(オオゲサ)お墓参りに行ってきた。


枯れた供花に限っては、霊園の管理事務所で処分してくれる。

先月の納骨時に奮発して予約して花束にしてもらった供花は

当然、もう片付けられていた。

が、納骨の後に誰かがお墓参りをしてくれたらしい痕跡があった。

特に連絡はないが、夫の息子かも知れないと思った。

職場が霊園から近いのだ。

お線香の灰が束のまま残っていた。

花立てには何故か水が入ったまま(雨水がたまっていただけ?)

一対の花立てのひとつに背の低い造花がささっていた。

墓石には干からびた葉や花びらの名残が張り付いたままだった。

私は、造花がささっている花立ての、水を捨ててきれいに洗い、

持って行った生花をひとつの花立てにまとめて生け、

墓石に張り付いていた葉と花びらを剥がして洗い流し、

線香の灰を捨てて新しく線香をつけた。


お墓に造花が飾ってあるのは好きではない。

遠くから見れば一見華やかだけど、近くで見ると、

雨風にさらされて汚れたり壊れていたりする。

寂しさが増してイヤなのだ。

本当は捨ててしまおうかとも思った。

でも、夫の子供たちが夫のためにしたことなら、

夫にとってはありがたいことだろうから

そこは、私の出る幕ではない。

仮にもし、夫の元妻がしたことなら、尚更。


枯れてしまうかもしれないけど、私は生花を飾りたい。

生きとし生けるものは必ず死ぬ。

生花を飾るのは、そういう意味もあるように感じる。

生花が枯れれば、生花のタマシイも死者と同じ場所に行くのではないのかと。

昨日も暑い一日だったから、生花はどのくらい持つのかわからない。

毎日行って水を取り換えるわけではないし、

すぐに枯れてしまうのだろう。


いいのだ。それでも。

自己満足で。


そうは言っても家の中の仏壇には、今は造花を飾っている。

エアコンを使わないために生花はすぐにダメになってしまう。

(冬場は、寒い環境なので生花が長持ちしていた)

油断していると水気のある所に小虫がわいてくる。

屋外ならまだしも、部屋の中(それも寝室)に虫がいるのは困る。


広い大きな道路を緊張しながら運転して

脳の刺激にもなるだろう。

来月も頑張ってお墓参りに行こう。


運転中、焦げ臭さを感じたけど、車、大丈夫なのかな?

ほぼひとりごと

2010年、乳がん発覚(DCIS・0期)、患側全摘手術、2011年再建、2018年サイズダウン。 2015年、夫の肺腺癌発覚(胸水確認・4期)、2016年多発脳転移、2017年髄膜播種、多発骨転移、かえらぬ人に。 2017年X'mas、診断:PTSD・うつ。双極性障害の疑い。2021年、発達障害の疑い。 そんな日々の記録と愚痴。

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