無断外泊?
いやいや、むしろ追い出した(急いで納骨した?)のは私かもしれない。
納骨後、帰ってこなかったようだ。
部屋の空気が明らかに軽くなった。
帰ってきていたとしても、半分だけだと思う。
(なんじゃそりゃ?)
あるんだね~、こういうことって。
ああ、もしかしたら・・・
夫は、まだ杖なしで歩いていた頃に、
懇意にしていた中古楽器店に楽器を預けていた。
夫が亡くなったばかりの頃に、何か感じるものでもあったのか
オーナーのMさんから夫の携帯にメールが来た。
亡くなったことを知らせたら、
「預かっているものがあるので、落ち着いたらご来店ください」と返事が来た。
なかなか行かれなくて、先週の土曜日、講座の帰りにやっと行くことができた。
Mさんと夫は、私と夫が知り合う前からのお付き合いで、
いろいろと思い出話をしてくれたり、今の私の様子を聞いてくれたりした。
預かってもらっている楽器は、そのまま、
欲しい人が現れるまで預かってもらえないかと頼んだら
快くOKしてくれた。
夫はそれが気にかかっていたのかな。
Mさんが楽器のことを引き受けてくれたから安心したのかな。
昨日ご住職が「仏さんがほっとけさんになるくらいで丁度いいんですよ。
いつまでも亡くなった人のことばかり考えていないで、
放っておいて忘れてしまうくらいのほうが、
仏さんも安心するんですよ。」と言っていた。
家の中から夫の気配がなくなって、
つい、お線香をあげる回数も減ってしまった。
先月受けた特定検診の結果を聞きに病院に行ったら、
担当医が覚えていてくれて、
「少し、元気になってきたようですね」と言ってくれた。
そして、今、一時的に痩せてはいるけど、
基本はとても健康体だと言われた。
大丈夫だよね。
元気になって生きていてもいいよね。
人生を謳歌しながら、これからも生きていくけど、いいよね。
それが不満なら、戻って来い!
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