美しき地元愛嗚呼天高し(漢字多すぎ)

自治体が主催するボランティア講座を受けています。

私は3か月半前にここに転居してきましたが

この講座の他のメンバーは全員が地元の方々です。

で、グループワークの中で、

地元の良いところ、おすすめの場所を発表する

というテーマがありました。

・・・もう、皆さんの地元愛がすごくて!


「適度に田舎で、適度に『街』です」

うんうん。そのとおりですね。


「山が近いし、○○市を通って海にも行ける」

山はありますね。近いですね。

海は・・・、この市にはありませんよね。

隣の市の、さらに向こうですよね・・・。


「世界的に有名な神社があります」

は? どこ?

昨今はインターネットの普及で、海外の人のほうが

日本のローカル観光地に詳しいことが多いようだけど、

国内ではほぼ無名だと思いますが・・・。


みなさん本当に自慢げにお話ししてましたが、

いや、それ、どこのイナカも同じだから。

ここが特別に素晴らしいわけでもないから。

五十歩百歩だから。なんなら、目くそ鼻くそ?


でも、地元愛を持っているって素晴らしいです。

私には故郷と呼べる土地がないので羨ましい。


自慢できる故郷はないけど、好きな場所はあります。

昨日、久しぶりに行ってきました。

とても幸せな気持ちになって、リフレッシュしました。

亡夫と一緒になったとき、

もう一生行くことはできないだろうと思ったけど、

人生って、何が起こるかわかりません。

「行かれない」「できない」なんて決めつける必要はない。

そんな垣根は取り払える。

いつでも、どんなことでも、自分が望めばできるとわかりました。



新しく始めた合唱でご一緒している人に

アラフィフくらいの独身の女性がいます。

先日のおけいこの帰り道、私も独り身だと知って

「一度も嫁いでないし、この先も嫁げそうにない」

と、寂しそうに話してくれました。

結婚をしたいような雰囲気だったので、

「そんなこと、まだわからないでしょう」と言いましたが、

本当は、「ひとりのほうがいいよ!」って言いたかった!

結婚が幸せだとは限りません。

自分の経験から、それほど良いものでもなかったような。

強いて良いところを探すなら、

相手に責任転嫁できる

責任を分担できる

誰にはばかることなく子供が産める

ことくらいでしょうか。

でもさ、おとななら、責任は自分で担わないといけないし、

子供は未婚で生んだって、昔ほど肩身が狭いものではないし、

そう考えると、結婚のメリットって、大したものではないかな、と。

むしろ、相手の責任を負う必要がないし、

浮気の心配をしなくていいし、不倫の心配もないし、

我が家で誰に気を使う必要もない。こんなにいいことはない。

まあね、私に男を見る目がないだけの話ですけど。

っていうか、私は自分だけが大事な人間ってことですが。


あ、ひとつ大きなメリットがあった!

自分のほうが長生きすれば、遺族年金がもらえます。


いつのまにか話が変な方向にそれました。

要点は同じ事かも。

つまり、私には地元愛がないし、他人への愛もないってことだ。

寂しい人間なのかもしれません。

幸せだけど。


ほぼひとりごと

2010年、乳がん発覚(DCIS・0期)、患側全摘手術、2011年再建、2018年サイズダウン。 2015年、夫の肺腺癌発覚(胸水確認・4期)、2016年多発脳転移、2017年髄膜播種、多発骨転移、かえらぬ人に。 2017年X'mas、診断:PTSD・うつ。双極性障害の疑い。2021年、発達障害の疑い。 そんな日々の記録と愚痴。

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