昨日(30日)、夫の中学時代の同級生がお見舞いに来てくれた。
2時間近くかけてやって来て、3時間ほどいてくれて、また遠い道程を帰っていった。
ありがたい。本当にありがたい。
来るまでは億劫そうにしていたが、いざ顔を見ると、
相も変らぬいつもの馬鹿話をして笑いあっていた。
夜は、少し疲れた顔をしてはいたが心配していたせん妄も出ず、
久しぶりに遅くまでTVで旅番組を見て楽しげにしていた。
日が変わって1時半頃、ふと目が覚めて夫の様子が気になった。
間取りの関係で退院してからは同じ部屋で寝ることができず、
夫は一階のダイニングに続くリビング的な和室、私は二階の寝室で寝ている。
どうしても気になって下に降りて、そっとベッドを覗いてみると
いつもより穏やかな顔で寝息を立てている。
「いつもより穏やか」なところがかえって不気味な気がしたが
起こすわけにもいかないし、立ってずっと見ているわけにもいかず、
二階に戻って布団にもぐったが眠れない。
夢うつつな感じでいると、3時半頃、ゴソゴソと音が聞こえてきた。
下に降りると、夫はしっかりした足取りでトイレに行くところだった。
心配で眠れないなんて言うと、夫も心配するので、私もトイレに起きたかのように
一緒にトイレに行って、夫が用を足してベッドに戻るのを見守った。
ベッドに戻ってからも少し話をした。
「体はこんなだけど、元気というか、気力が戻った感じがするよ。」
顔つきが、夜中と言ってもいい時間なのに明るくて、本当に気力のある顔だった。
しばらく気力がなくて話にも上らなかった趣味の話題も出たり、
来月の帰省の話もしたり、その話しぶりが明るく活気がある入院前の元気さに戻っていて
安心したら嬉しくて、また眠れなくなってしまった。
病気がわかって手術はきないと言われた時からずっと
私は夫が郷里に帰って同級生たちと会ってワイワイ騒ぎながら
余生を送ることが良いのではないかと思っていた。
だんだん年を重ねていく大好きないとこ達ともすぐに会える距離で、
何かあっても駆けつけられるし、来てもらうこともできる。
それは私にとっても、いつでも遠慮なしに助けてくれる人ができるということだ。
今年前半、お子さんの様子を見に上京した同級生と会い、
来年の帰省時には同窓会をしようという話になったらしい。
3日くらい前に、その時の友人からメールが来て帰省時の予定を聞かれて
今の弱った状態で会うことが気が進まない様子だったのだが、
是非にでもみんなと会ってほしいと私は思っている。
夫が出かけていくことが大変な状態ならば、実家の家まで来てもらってでも
会って楽しい時間を過ごしてほしい。
まだまだ生きなきゃいけないと、強く思ってほしい。
昨日、夫がお風呂上りに体重を測ったら48キロになっていた。
一時よりは食べるようになったと思うけど、最近午前10時ごろまで寝ているので
1日2食になったことが原因ではないかと思う。
それ以外の理由は認めない!
だめだよ。
ここから復活するんだよ!
まずは、元気に帰省するんだからね!
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