今のところ、ジオトリフの副作用は体の発疹と口内炎だけに止まっている。
夫の状態は昨日よりもさらに良い。
まだ幻覚は時々あるようだが、幻覚だと割り切れているようだ。
病棟の看護師に、退院にあたっての話をしたいと呼ばれて
また夫抜きで別室に呼ばれる。(こういうのって、あまり良い気分ではない)
発疹につける軟膏は1回に1本使うくらいたっぷりつけること。
尿器を準備すること。
リハビリパンツはあっても良いかもしれないが、尿取りパッドだけでも大丈夫かも。
薬の管理は訪問看護師さんがしてくれる。
「それから、予後については先生から聞いてますか?」と聞かれた。
要するに余命ってことか?
「脳転移があったら一般的に半年だとは聞きました」
でも、あくまでも一般的な話であって、主治医は夫については明言していない。
っていうか、余命宣告とかよく聞くけど、
あと1週間とか、あと2~3日という場合は医者は経験的にわかるけど、
何か月とかの単位になると、それは誰にもわからないことだと医者が言っているのを
TVで見た覚えがある。
こちらのブログでも、似たようなことが書いてある。
余命について/がんとの共存を目指して 〜ニャンコ先生の がんカテーテル治療センター
看護師は「わかっているのなら良いのですが。ご本人もわかっているでしょうか?」と
たたみかける。
確かではないが、脳転移がわかったときに、主治医からそれらしいことを聞いたと
言っていたはずだが、その後のせん妄で、
そのあたりからの記憶がなくなっているようだと答えた。
看「確認なのですが、最期はご自宅で迎えるということでよろしいですね?」
私「治療的なことが必要で病院に行く必要があれば病院に行きますが、
必要がなければ、ずっと自宅で好きなことをして過ごしてほしいと思っています」
看護師には何の悪気もないのはわかるが、私からすれば大きなお世話なのだ。
死ぬ日を数えながら生活していくのは嫌だ。
いつ死ぬのだろうかと怯えながら夫を見るのは嫌なのだ。
「あんなに元気だったのに、進行が早くて残念です」と涙を流してくれたが、
私は泣かない。まだ元気だし。せん妄が治ってきて、今は元気になってるし。
勝手に終わりの日を決められたくない。
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