己を責めたとて死んだ者はかえらぬ

夫が亡くなった後、夫の指輪のサイズを直してつけていた。

夏、病院の検査でCTとかMRIとかで指輪を外すときに、

何だかきつくて(ピッタリサイズにしたからか?)なかなか外れず、

この先も何度も検査があるなら、指輪はつけないでおこうと思った。


年末だし、検査もないし、久しぶりに指輪を、と思い、

以前つけていた左の人差し指につけたら、ゆるゆる。

中指もするっと入る。

え?

体重は夏より増えているはずなのに。

冬だから指のむくみが取れただけなのか?

まあよい。


薬が効いているのかいないのか、

何となく外に出なければならぬという焦燥感におそわれた。

寒いけど良いお天気。

よく夫と散歩した公園。

いつの間にかあちこち改修されていて、

こんなところにこんなものができたとか

あんなところにあんなものができてるとか。

どこを歩いてもどちらを見ても、

時間は流れている。


でももう、私の隣には一緒に時間を過ごす夫はいない。

年末、暗い気持ちでいたらだめだ。

明るい気持ちで新年を迎えなければ。


ほぼひとりごと

2010年、乳がん発覚(DCIS・0期)、患側全摘手術、2011年再建、2018年サイズダウン。 2015年、夫の肺腺癌発覚(胸水確認・4期)、2016年多発脳転移、2017年髄膜播種、多発骨転移、かえらぬ人に。 2017年X'mas、診断:PTSD・うつ。双極性障害の疑い。2021年、発達障害の疑い。 そんな日々の記録と愚痴。

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