思い出す

義母の看病で夫の郷里に行く直前に

某文章教室に提出していた原稿が

添削されて返ってきていた。

夫に買ってもらったものにまつわる話を書いた。

添削された箇所を書き直しながら

思い出して涙が出てきた。


悲しい、寂しい、悔しい・・・

そんな感情が入り混じって苦しくて。


そしてふと前を見ると、

結婚式のときの写真が写真立てに入っている。

あ、夫はこんな顔をしていたっけ。

最期の1ヵ月は別人のような顔になっていたから

結婚した夫と亡くなった夫は別の人だと、脳が思い込んでいる。

私の夫はどちらの人だったのだろう?

亡くなった夫はいないけど、結婚した夫はどこかにいるはずだ。


そんな気がするんだけど

いないことはわかってる。

ほぼひとりごと

2010年、乳がん発覚(DCIS・0期)、患側全摘手術、2011年再建、2018年サイズダウン。 2015年、夫の肺腺癌発覚(胸水確認・4期)、2016年多発脳転移、2017年髄膜播種、多発骨転移、かえらぬ人に。 2017年X'mas、診断:PTSD・うつ。双極性障害の疑い。2021年、発達障害の疑い。 そんな日々の記録と愚痴。

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