夫の趣味で、新聞は東京新聞をとり続けているのだが、
同じく夫の意向で、折込広告は朝日新聞に入れるものを一緒に入れてもらっている。
ので、(忘れられることも多いけど)今日はGLOBEという折込紙が入っていた。
今回の特集は『「命の値段」の決まり方〈薬とカネ〉』。
『英国のオプジーボはなぜ安いのか』と
『ムダな抗がん剤治療とは?』という記事を読んで泣いてしまった。
夫は去年の3月の時点で4月からオプジーボを使おうという話になっていた。
でも、公立の病院なので(おそらく)効く保証がないのに高い薬を使えないと
そんな話が出たのか出なかったのか、結局いつになっても
オプジーボは使わせてもらえなかった。
使ってみて効かなかった、というブログが沢山出始めていたころで、
効くか効かないか使ってみなければわからないはずだと思った私たち夫婦の思いは
主治医に(あるいは病院のエライ人に)届かなかったのだ。
それが悔しくて、いまだに悔しくて、
もしかしたら少しくらいは効いたかもしれないのに、
そしたら、まだ元気でいたかもしれないのに・・・
『ムダな~』の記事の中に
亡くなる3か月前には抗がん剤治療は終わらせるべき という文章がある。
3か月前って、誰がどうやって決めるんだ?
そんなこと、誰にもわかるはずがないのに。
医者にだってわかるはずはないのに。
勝手に決めるな。
って思って、ものすごく悔しくなった。
患者もその家族も、1%でも治る可能性があるならそれに賭けたいんだ。
それを、3か月前には緩和ケアに移行した方がいいって言うなんて、
あなたたちにとっては、所詮他人事なんですね。
まあ、他人事でなければ冷静に末期がんの人と向き合えないんでしょうけど。
現場の医者のスタンスがそんな感じでいる限り、末期がんには未来はない。
治そうと思ってないんだもの。諦めちゃってるもの。
そんな医療者を信頼するなんて、私には未来永劫できっこない。
「あなたは治りません。死ぬんですよ。」って平気で言える人なんて
そばにいるのも無理。
患者はいつだって治ろうと思って頑張っているんだよ。
ってね、読みながら思った今日。
星占いを見たら、私、最下位だったよ。
ふん。
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