昨日は朝から夕方まで介護施設で実習だった。
といっても、実際にしたことはほとんどが
お話し相手になることだけ。
体を動かしたのは、お風呂の後の着衣(4~5人)と
ドライヤーで髪を乾かすこと、
ほぼ自分で動ける人のトイレ介助(1回だけ)。
あとは職員の働きぶりを見学していた。
で、思ったこと。
正職員になることはできないな、と。
パートで入浴介助ならいいかな、と。
数年前に同じ学院でヘルパー2級を取ったという人(先輩)が
掃除のパートで来ていたので、少し話を聞いた。
「ヘルパー2級を取ったけど、正職員で働くのは
自分にはとても無理だと思った。
パートで掃除をするだけならいいかと思って。
でも、掃除のパートにヘルパー2級という資格はいらないよね。」
どのあたりが、その人にとって「とても無理」だと感じるのか
突っ込んで聞くことはしなかったけど、
やっぱり、理想と現実のギャップっていうところも
あるんじゃないかな?
私にはあった。
食事介助、もっと優しくできないのか?とか、
いくら認知症の人だからって、その話し方、言葉の選び方は
アウトでしょ!とか・・・。
わかるよ、仕事しているうちにだんだん理想から離れていく現実も。
わからなくはないよ。
でもね、
もし自分の肉親や配偶者が、施設に入って
そんなふうに扱われていると思ったら、
悲しくならないか?
私は悲しい。
自分が夫に対して、知らなかった故にできなかったことも、
今になって本当に悔しいし悲しい。
入院しているときに看護師たちにしてもらえなかったことも
本当に悲しい。
あの時私に今の知識があれば、
せめておむつ交換だけでももっと頻繁にできたのにって思う。
職員が足りないんだよね。
わかるよ。
だから、どんどん嫌な対応になっていくんだよね。
そうやって嫌な性格になっていくんだよね。
理想は、ちゃんとあるんだよね?
今のままじゃいけないとは思えるんだよね?
私は、もうこれ以上嫌な性格になりたくない。
イイヒトになりたくて介護の勉強を始めたのだから。
理想の施設があれば、働きたいですよ。
せっかく勉強したのだから。
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